タワーマンションの共用施設ランキング!あまり使わないorあって良かった施設10選は?
タワーマンションの特徴のひとつが、充実した共用施設です。
宅配ボックスやエントランスロビーなど、大型マンションであれば一般的な共用施設はもちろん。
スポーツジムやスカイラウンジのように、タワーマンションならではの豪華な共用施設もあります。
しかし一見魅力的に思える共用施設も、実際に住んでみるとあまり使わないものも。
そこで、実際にタワーマンションに住んでいる人の声をもとに
・タワーマンションにあって良かった共用施設
・タワーマンションであまり使わない共用施設
をランキング形式でご紹介。
さらに、
・タワーマンションの共用施設のメリット・デメリット
も合わせてご紹介します。
タワーマンションの物件選びに悩んでいる人は、ぜひ共用施設の充実度にも注目してみてください。
タワーマンションにあって良かった共用施設5選
第5位 ゲストルーム
知人や親戚が遊びに来たときに役立つのが、宿泊用のゲストルームです。
シーツなどのリネン交換や清掃は、マンション側の業者がおこなってくれるので、ゲストを招く際の負担が少なく便利。
タワーマンションの場合は高層階に設けられていることも多く、宿泊するゲストに喜ばれること間違いありません。
宿泊料金も、一般的なシティホテルに宿泊するより安い設定のことが多いです。
年末年始やお盆などの人気シーズンは、予約が抽選となる場合もあります。
第4位 パーティールーム
幅広い世代に役立つのが、パーティールーム。
キッチンや、洗面所・トイレ付きの施設が多く、その名の通り、パーティーを開くのにぴったりです。
知人や親戚が遊びに来たときのおもてなしや、誕生日・クリスマス・ハロウィンといったイベントなど。
自宅を開放しなくても、第2の我が家のようにくつろぎながら、大人数で楽しいひとときを過ごせるのが魅力です。
【パーティールームがあって良かったという人の声】
子供同士のクリスマス会や卒園・卒業といったイベントのときは、パーティールームを予約して、友達家族とワイワイ過ごすことが楽しみです。
大きな冷蔵庫やキッチン家電もあるので、簡単な料理を持ち寄って、気軽にパーティーができます。
自宅を開放するとなると、事前の準備・片付けが大変だし、人のお宅でも気を遣ってしまうけど、パーティールームならその点気楽。
夜遅くなってしまっても、マンション敷地内なのであまり時間を気にしなくていいのも便利です。
(30代女性)
第3位 キッズルーム
子育て世代から圧倒的な支持を得ているのが、キッズルーム。
広い室内に、すべり台などの大型遊具やおもちゃ・絵本などが揃います。
室内のため、雨の日・真夏・真冬など、子供を外で遊ばせられない時は特に重宝します。
マンション敷地内の子育てコミュニティ作りにも役立っている施設です。
【キッズルームがあって良かったという人の声】
子供が赤ちゃんの頃、頻繁にキッズルームを利用していました。
家に子供とずっといると気が詰まるし、とはいえ雨の日や暑い時期・寒い時期は散歩にも行きづらいし。
そんな時、30分や1時間でもキッズルームで遊べると、私も子供もいい気分転換になりました。
一番良かったのは、同じぐらいの歳の子供がいる知り合いがたくさんできたこと。
子育ての悩みや他愛ない話、幼稚園や習い事の情報交換もできて、すごく重宝しました。
子供が幼稚園に入り、私も仕事を始めてほとんど利用しなくなりましたが、キッズルームに赤ちゃんとお母さんがいるのを見ると、ほっこりします。
ただ冬など、インフルエンザや風邪が流行る時期になると、どうしてもキッズルーム経由で移りやすくなってしまうのは注意点ですね。
(30代女性)
第2位 フィットネスジムやスパ
ほとんどのタワーマンションにある共用施設が、フィットネスジムやスパ。
最新のフィットネス機器やマシンなど、スポーツジム顔負けの設備が揃っていることが多いです。
マンション敷地内にあるため通いやすく、定期的な運動を習慣にしやすいというメリットがあります。
また居住者専用施設のため、一般的なスポーツジムよりも混雑しにくく安心して利用できます。
タワーマンションならではの絶好のロケーションを活かしたスパや、天然温泉がひかれている場合も。
【フィットネスジムがあって良かったという人の声】
フィットネスジムはあって良かったですね。
特に私のところは夫婦揃って体を動かす事が好きだったので尚更。
夫婦揃ってよく活用させてもらいました。
休日には夫婦で利用し、夫の場合は仕事から帰宅してから利用できるというのが手軽な感じで特に良かったみたいです。
ジムだとわざわざ行かなきゃいけないというのが面倒ですけど、マンション内の一部にあるとなると毎日でも続けられます物ね。
私自身も自分が好きな時間に利用できたのと、雨の日とか寒くて外に出掛けるのが億劫な日にも便利でした。
またこの施設のお陰でマンション内の人とも知り合いになることができて、マンション内の人とのコミュニケーションにも役立ったと思います。
(40代女性)
第1位 コンシェルジュ
クリーニングの受け渡しや、宅配便の発送、タクシー手配やデリバリーサービスの案内など。
生活に密着した細やかなサービスを提供してくれるのがコンシェルジュ。
管理人とはまた違い、居住者にワンランク上の上質な暮らしを提供してくれます。
洗濯物を外に干せないことが多いタワーマンションでは、特にクリーニングサービスの利用が便利。
タワーマンションでのホテルライクな暮らしには、コンシェルジュは欠かせない存在です。
タワーマンションであまり使わない共用施設5選
第5位 キッズルーム
あってよかった共用施設ランキングにも入っていたキッズルーム。
しかし単身者やシニア世代など、子供のいない世帯にとっては利用機会のほとんどない施設です。
またキッズルームのほとんどが乳児や幼児向けのため、子供の成長に伴って使わなくなるケースもあります。
【キッズルームをあまり使わない人の声】
タワーマンションにあってもあまり使わなかったなと思う施設は「キッズスペース」です。
カップルで同棲していたため、子どもはもちろんいませんでした。
子供がいる家族にはとてもいい場所だと思いますが、独身者は使う人はいないのではないでしょうか。
タワーマンションの人たちとの交流も出来るので子どもを欲しいなとみていて思いました。
(30代男性)
第4位 フィットネスジムやスパ
あって良かったという声も多いジムやスパですが、意外に使わない・使いにくいという声も。
「居住者専用」という部分が、少人数かつ安心というメリットの反面。
派閥ができるなどコミュニティが閉鎖的、近所の人が使っていると思うと恥ずかしい…といったネガティブな側面も生み出しているようです。
【フィットネスジムをあまり使わない人の声】
私の住んでいるタワーマンションには住人専用のスポーツジムがあります。
設備はなかなか立派でその辺の有料スポーツジムにある機械設備と全く見劣りがしないほど、効果なトレーニング器具が揃っています。
タワーマンションに住み始めた頃は休日にもなればマンション内のスポーツジムをせっせと利用していました。
けれども、年数が経つにつれ、そのスポーツジム内では何か派閥みたいなグループが出来てしまい、そこに属していない住人はとても使いにくい雰囲気となってしまっていました。
一度、気にせずグループの人たちを横目にウォーキングマシンを使っていたのですが、どうも良く思われなかったらしく、器具の使い方がルールにのっとってないなど、いろいろと細かい文句を言われてしまいました。
そのような住人が等しく使えない施設で、かつ施設を維持していくために管理費から多大なお金が使われているようなものは、ある意味、住人間での公平性を欠いていると思います。
ですので今ではほとんどタワーマンション内のスポーツジムは使っていません。
(40代男性)
【スパをあまり使わない人の声】
一見良さそうに思えて、案外利用しなかったのがスパでした。
最初はスパつきなんて豪華だし、狭いお風呂ではなく大きなお風呂に住みながらにして入れるなん
て良いわと思ったのですが、実際に住んで利用するとなると利用しませんでした。
というのも、このスパを利用するのはここに住んでる住人達なわけで、お隣さんと裸の付き合いとかになってしまう恐れがあるということなんですよね。
公共のお風呂だったら見ず知らずの人なのでもう会うこともないかもしれませんが、マンション内のとなると下手に知り合いなだけに恥ずかしさが先に来てしまって、結局は一度も利用しないまま終わりました。
(40代女性)
第3位 スカイラウンジ
タワーマンションの多くにあるスカイラウンジも、実際に住んでみるとなかなか利用する機会がないもの。
高層階の絶景フロアに、人気のない高級ソファやテーブルがぽつりぽつりと並んでいるのは、やや寂しい光景でもあります。
せっかくの空間がもったいない、という声も。
【スカイラウンジをあまり使わない人の声】
入居してすぐは新鮮味があって、夜景を見に2回ほどスカイラウンジに行きました。
でも何をするでもなく、ソファに座って夜景を見るだけなので、その後は行っていません。
普段あまり人がいるのも見たことがないし、32階の絶景フロアが丸々がらんとしたラウンジになっているのはもったいない気がしますね。
でも、そもそも利用者が多いのが目的ではなくて、スカイラウンジがあるということが高級感の証なのかな、とも思います。
(40代男性)
第2位 シアタールーム
大型スクリーンや最新スピーカーなど設備費が投資されているにも関わらず、使う機会があまりないという声が多いシアタールーム。
シアタールームの存在自体知らなかった、という居住者も珍しくありません。
一方、サッカーやラグビーなどのパブリックビューイングのように使うという楽しみ方もあるようです。
第1位 ライブラリー
使わない・使ったことがないという声が多いのが、ライブラリーです。
図書館のように所蔵が多いわけでもないので覗いたことがない、という人が多いのが現状。
一方、学習スペースやワーキングスペースが併設されている場合は便利という声も。
学校帰りの子供が宿題をしたり、在宅ワーク時に利用しているという声もあります。
その他タワーマンションにあって良かった施設・サービスは?
タワーマンションには、居住者専用の共用施設以外にも、便利な施設やサービスが揃っています。
居住者からは、
・マンション敷地内のスーパーやコンビニ
・24時間OKのゴミステーションや、玄関先のゴミ回収サービス
もあって良かったという声が聞かれました。
【スーパーやコンビニがあって良かったという声】
タワーマンションの1階に食品スーパーが入っています。
この施設はとても助かっていますね。
正直、タワーマンションは私たち夫婦にとって高い買い物でした。
だから住宅ローンを返すために私はもちろん、家内も正社員として働いています。
なので私も家内も帰宅時間がとても遅かったりするのです。
私と家内が家に帰ってこれない時間帯、ちょうどその時間帯は長男が塾に行く時間と同じなのですが、長男は食品スーパーで惣菜などを買って一人で夕飯をとったりしています。
食品スーパーは24時間営業なので私、もしくは家内が遅い時間帯に帰宅しても翌日の朝食を買うこともできますし、また私や家内の夜食も買えます。
タワーマンションという高い買い物をして、日々、家計が大変な家庭にとっては食品スーパーがマンション内にあるということはとても嬉しいですね。
(40代男性)
【ゴミ回収サービスがあって良かったという声】
タワーマンションであってよかったと思う施設は、一日中ごみを捨てるところがフロア内にあることです。
わざわざ、下のゴミ捨て場に行く手間がなくとても便利でした。
(30代男性)
タワーマンションの充実した共用施設のメリット・デメリット
タワーマンションの充実した共用施設には、メリットもデメリットもあります。
メリットは
・日々の暮らしが便利になる(コンシェルジュやキッズルームなど)
・気軽に楽しめることが増える(ジムやパーティルームなど)
ことです。
一方デメリットは、共用施設の運営に維持費がかかることです。
維持費は、居住者の管理費から捻出されています。
単身者でキッズルームを使っていなくても、他の有料スポーツジムに通っていても、スカイラウンジに1度も行ったことがなくても。
全ての共用施設の空調代や設備費には、管理費が充てられます。
豪華な共用施設はタワーマンションの魅力でもありますが、過剰な施設は管理費の無駄遣いにもなります。
将来の修繕積立金が、大幅に増えるリスクもあります。
まとめ
タワーマンションの共用施設であって良かったもの・使わないものは、1人1人のライフスタイルによって違います。
また独身・新婚・子育て・シニアなど、ライフステージによっても必要かつ便利な共用施設は変わっていきます。
過剰な共用施設は、管理費を高くするリスクも。
タワーマンションを選ぶ際は、自分に合った共用施設が揃っているか、過剰ではないかといった点にも注目してみることをおすすめします。